自閉症スペクトラム疑いの息子と高齢ママの記録

現在、2歳7か月。発達がゆっくりだと思っていた息子に自閉症の疑いがかかりました。不器用ながら頑張る息子と迷い悩みながらの私と夫の育児記録。

明るく生きていこうと思う ~子供が発達障害なのは不幸なのか~

私が息子を生んだのは39歳の時でした。

不妊治療の末に授かりました。

 

結婚が遅めで、独身時代はとても孤独だと感じていたため、結婚も出産も本当に幸せでした。

特に、息子を生んでからは、これまでモノクロだった人生に鮮やかな色がついたと感じていました。

 

息子よりも小さい子供を見ると、息子にもこんな時があったなと懐かしく思い、息子よりも大きい子を見ると、息子もこんな風になるのかなと微笑ましく思い、この世の中の様々な事に対しての見方が大きく変わりました。

 

そんな幸せな日々を送っていましたが、息子が自閉症スペクトラム(疑い)ということがわかった時は本当に苦しかったです。

何もする気になれない、何をしていてもそのことが頭から離れない、夫とも話したくない、友達とも会いたくない。夜も眠れない。

息苦しさが続き、自律神経失調症にもなりました。(現在は薬を服用中です)

 

息子は将来自立(自活)できるのか。

私たちが死んだ後はどうなるのか。

正直なところ、世間体も気になりました。自分の友達やママ友とはこれからどうするのか。

もう誰にも会いたくない、子供とふたりきりでずっと殻に閉じこもっていたい…など。

 

だけど、そんな嘆きの気持ちは長くは続きませんでした。

というより、続けられませんでした。

だって、息子は今まで通り、何一つ変わることなく、私の隣でニコニコしているのです。

「嘆いている暇などない、この大切な息子が自活できるように今できる最大限の事をしよう」

少しずつですが、そんな風に思えてきました。

 

ちょうど、その時に興味を持ち始めたABAに効果が期待できそうなこと。

そして、その専門家に直接ホームセラピーをしてもらえることなどが、私の気持ちを明るい方向に導いてくれました。

 takaramono.hatenadiary.com

 

客観的にみると、子供が発達障害ということは不幸にみえるかもしれません。

私自信も今まではそう見えていました。

 

ですが、実際に我が子が発達障害(疑い)ということが分かっても、自分たちが不幸だとは思わないのです。

 

毎日大変なのは事実なのですが、我が子のゆっくりながらの成長が嬉しく、息子との日々がとても楽しいのです。

 

息子が発達障害であることは悲しい。

だけど我が子が宝物であることには変わりはありません。

 

これから苦難もたくさんあると思います。

息子と共に乗り越えないといけないことも沢山あると思います。

でも、楽しい事や嬉しいことも沢山ある。

やりがい・達成感もきっと沢山あるでしょう。

だから、私は明るく生きていこうと思います。