自閉症スペクトラム疑いの息子と高齢ママの記録

現在、2歳7か月。発達がゆっくりだと思っていた息子に自閉症の疑いがかかりました。不器用ながら頑張る息子と迷い悩みながらの私と夫の育児記録。

ABAホームセラピー 初期コンサルテーション&行動アセスメント

待ちに待ったABAホームセラピーの「初期コンサルテーション&行動アセスメント」初日を終えましたので記事にしたいと思います。

 

初めてお会いした、臨床心理士の先生は、とても優しく、感じのいい先生でした。

私と同世代ですが、大学・大学院で心理学を専攻され、ABA歴は12年くらい、本なども出版されている女の先生です。

こんなすごい先生に来てもらう事ができて、本当にうれしい!

 

初回の数分で息子について下記の事を見極められました。

 

・私の言葉の模倣が多い(すごいですよと、嬉)

・学ぶ力が大きい

・注目をしてほしい

 

それから、日常生活での様子や実際に息子の様子を見て、初期コンサルテーションが進んでいきます。

遊びの中で、息子が好きな魚のマグネットを使って、マッチングをさせ、

そのひとつの魚をこっそり遠くの壁にくっつけ「こんなところに魚があるよと」マグネットに注目させ

 

マグネットに近寄った息子に「抱っこ」と言わせ

 

抱っこのあとは「とって」「あっち」「これ」などのマンドを引き出します。

 

これを繰り返します。

 

この日は初期コンサルテーションなので、引き出すのが目的ではなく、どんな感じで引き出せそうか先生が判断されているようでした。

 

息子は単語は沢山でているのですが、人に伝達する言葉以外に、自分で言って楽しんでいる言葉(つまり独り言)が多く、全く関係ない場面で「いただきま~す」やリンゴ・バナナがないのに「リンゴ」「バナナ」と話すのが目立ちます。

 

この独り言についての対応は、ずばり「反応しない」

逆に場に合った言葉を発しているときは、ちゃんと反応する。

 

これで減るかどうかは分からないけど、対応としては、これが良いそうです。

 

なるほど、ABAでは減らしたい行動に対して方法の一つに「消去」があります。

消去するためにするのは「無視」すること。

なるほど~。

 

あと、息子が「ママ」を「ママはーい」と呼ぶことについては、

まずは「ママ来て~」にシフトしましょうとのアドバイスをもらいました。

 

今後の改題は

 

・息子は自分のペースでしか遊べないことが多い。大人のペースでも遊べるように

→これが結果的に友達と遊べることにつながるそうです。

 

・マッチングなどは自分の好きではないものでも出来るように。

 

この日は2時間で終了しました。

次回の2時間も「初期コンサルテーション&行動アセスメント」が続きます。そしてそのあとにようやくセラピー1回目となるようです。

 

自閉症は直らない。だけど、息子がこの先、生きやすいようにしてやりたい。

 

次回が楽しみです。