点と点が線でつながる(2歳6か月)
月に1回、保育の療育の成果もあり、どうぞ→ちょうだいの簡単なやり取りや
私「ジュース欲しい人」
息子「はーい」
などの簡単なやりとりができるようになってきました。
やりとりができるようになった反面、言葉のやりとりの際に私とも目が合いにくいと感じるようになりました。
これは、この時から出始めた現象なのか、それとも私が今まで気が付かなかったことなのかはわかりません。
また、この頃から息子が発する言葉のイントネーションにも違和感を感じ始めました。
うまく言えませんが、語尾が上がるというのでしょうか。
また、適切な場面で適切な言葉を発さないということも気になり始めます。
例えば、魚なんてないのに、さかな、さかなと言ってみたり、
ごはんを食べる前ではないのに、突然「いただきまーす」など。
以前の記事に
息子は私を「ママ~」と呼ぶことはなく、また、問いかけに対して「うん、ううん」と頷くことがないと書きましたが、
これらの事も自閉症の特徴であることを、この頃に知りました。
例えば上記のような「息子に対して、なぜ?」と思っていたひとつひとつの点をつなぎ合わせると、自閉症という線でぴったりと繋がるのです。
療育が始まる(2歳4か月頃を振り返る)
2018年の2月に発達支援センターでも検査結果が出て、翌月の3月から月に1回の療育が始まりました。
療育1日目のことです。
先生に息子は目が合いにくいので、目を合わせることを意識してくださいと言われました。
「目が合いにくい…?」
私はそう感じたことはありませんでした。
でも、その後、息子をよく観察してみると、確かに、私とはしっかり目が合うのに、よく知らない人に対しては目を合わせていない事が多い。
目を合わせないというか、いかにも興味がないという感じで、人を見ないのです。
つまり、人に興味がないのです。
例えば、私が道で知人と会い、知人と立ち話をしている場面で、定型発達の子は相手をじっと観察するように見る。
息子にはそれがありませんでした。
息子には自閉傾向があるのか…。やっと、やっと、この頃から私は気づき始めました。
なんて、遅い気づきなのでしょう。
心理士さんもお医者さんもオーバーだなと思っていた(2歳3か月頃を振り返る)
発達検査を終え、医師も、診断はまだ下さないものの、遠回しに「自閉症」と言われているのに、私はあまりピンときていませんでした。
今思えば息子は自閉症の特徴もありましたが、自閉症の特徴に当てはまらないことも多くありました。
こんなに笑い、目もしっかり合い、夜はよく寝て、好き嫌いはあったけど、大きな偏食もなく、こだわりも特になく、感覚過敏や癇癪などもなく、育てにくいと感じることは全くありませんでした。
当時、心配な事としては、
1、問いかけに返事をしない。
2、ママと呼ばない。
などありましたが、この時はまだ成長と共に解消すると思っていました。
私の親も夫の親も、発達が遅いだけだと思っていたと思います。
こども発達支援センター受診 結果(2歳3か月頃を振り返る)
(育児日記より)
2018年2月某日。
発達支援センターでの検査の結果の日だった。
やはり療育は必要のよう。
言葉は色々出ているものの、他の人への関心が少ないとの事。
現在は診断名は保留となったが、今後は、自閉症の診断がつく可能性もあるらしい。
1歳半くらいの成長と言われたけど、初診の時から既に3か月が経過している。
その間に成長して1歳半はないだろうと不満のある結果だった。
でも後々後悔することがあってはいけないので、今できる最大のことをしたいと思う。
結果についての育児日記の記録は以上です。
こども発達支援センター受診 その2(2歳2か月頃を振り返る)
(育児日記より)
2018年1月某日
発達支援センター2回目の検査。
1回目の検査では集中して、難しい問題も次々とクリアしていたのに、今日はいつもと違う雰囲気にプレッシャーを感じたのか、先生にカードを見せられて、単語を言うものの、聞き取るのがやっとくらいの小さい声で「ゾウ」「ナナ(バナナ)」と言っていた。
先生がブーブー頂戴と言って、1回はできたけど、2回目以降は泣いて検査できなかった。
運動面での検査も怖がって階段に手をついてしか登れず、手の動きの検査でも細かい手の動きができなかった。
1歳半程度の発達とのことだった。(息子この時2歳2か月)
今後の療育については、作業や言語の先生方も悩まれているようで、「3歳くらいまで様子を見る?」または「運動面だけでも療育したほうがよいのでは?」など先生によって意見が異なるようだった。
結局、医師と相談するとの事だった。
次は結果です。
こども発達支援センター受診 その1(2歳1か月を振り返る)
発達検査には「新版K式発達検査」や「遠城寺式乳幼児発達検査」など何種類かあるようですが、当時は知識がほとんどなく、息子が受けた検査がどういう名前の検査かはわかりません。
息子が2歳1か月と2歳2か月の時に受けた発達検査は全部で2回、
初診と結果も含めると全部で4回にわたりました。
検査と結果について育児日記に記録していたので、そちらを記事にしたいと思います。
(初診については省きます)
12月某日。
発達検査の日だった。
積み木を積む→ほぼできた。
型はめ →60%くらいできた。
指差し(ワンワンどれ?など)→80%くらいできた
逆さにした小さいカップにワンワン入れてカップを回して、ワンワンどこ?→100%できた。
運筆→ぐちゃぐちゃはできた、ぐるぐるはできなかった。
おめめどれ?→全くできなかった。
階段降りる&ジャンプ →全くできなかった。
総合的にみると、できないこともありはしたけど、まぁまぁできたかなという印象。
結果は、幼いけど言葉としてはまだ出ていないことも理解している。
ルールなども理解している。
最後に、「〇〇くん(息子)が人が好きということがよくわかりました」と先生が言ってくださいました。とても嬉しかった。
こども発達支援センター受診 その2に続きます。
こども発達支援センター受診まで(1歳7か月頃を振り返る)
1歳半検診が終わり、直ぐにこども発達支援センターへ予約を入れましたが、半年待ちとのことでした。
そのころには息子は2歳1か月です。
1歳半検診で、こども発達支援センターは予約でいっぱいでかなり待たされると聞いていたので、驚きはしませんでした。
受診したいと思ってもこんなに待たされるなら、一応予約しておいて、待っている間に言葉が出たらキャンセルしたらいい・・・。そう思っていました。
息子は1歳8か月ころから、少しずつですが、言葉が出始めました。
最初の言葉は踏切を見て「カンカンカン」
次にヨーグルトの「ト」
ごちそうさまでしたの「タ」
単語の一部だけを言う、ワードパーシャルが殆どでした。
それでも言葉が出始めたとういうことで、とても安心したのを覚えています。
息子はアンパンマンの「ことばずかん」が大好きで、次々と言葉を覚えましたが、
2歳の誕生日を迎えるころになっても、アンパンマンは「マン」りんごは「ゴ」のワードパーシャルが中心。
「モモ」や「カキ」など2文字の単語はきちんと発音できていました。
単語数は50~100くらいはあったと思います。(ワードパーシャル含め)
指差しも盛んにするようになっていました。
こども発達支援センター受診の日が近づいています。
キャンセルも一瞬頭をよぎりましたが、後々後悔がないようにと予定通り受診することにしました。